「もったいない」よりもっと厄介な言葉。
「まだ使えるし、捨てるのはちょっと…」
この言葉、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
でも実は、この「まだ使える」が一番やっかいな手放しブロックかもしれません。
それは、いかにも正論に聞こえるから。
使えるものを手放すのは“無駄遣い”に感じるし、
ちゃんと使いきってからじゃないと罪悪感がある…
そんなふうに、「合理的な選択」に見せかけた感情のしがらみが、手放しを止めていることがあります。
ものとこの厄介な感情を分けるには、どのように考えればいいのでしょうか。
記事を読んで、「まだ使える」の手放しブロックを外していきましょう。
“使ってない”けど“まだ使える”?

冷静になって考えてみると、
「使える」からといって、「使っている」わけではないんですよね。
たとえば、
・フタの締まりが悪くてイラッとする保存容器
・なんとなく肌に合わなくて使っていない日焼け止め
・まだ電池は入っているけど、出番がなくなったオモチャ
全部、“使おうと思えば使えるもの”だけど、実際には「使っていない」。
つまり、「まだ使える」は“未来のわたしが使うかもしれない”という仮説にすぎません。
「使える」もので溢れた部屋よりも、
「使いたい」ものが揃っている暮らしの方がワクワクしませんか?
“使える”は、“必要”とは違いますよね。
「使える」で埋もれた部屋から卒業していきましょう。
合理的に見えて、心は置いてけぼり

本当に大切なのは、
「使えるかどうか」よりも「今のわたしが気持ちよく使えるか」。
少し不便でも無理に残すことで、
日々の小さなストレスや空間のごちゃつきが積み重なっていきます。
むしろ、
✅ 思い切って手放したことでラクになった
✅ スペースが空いてお気に入りが引き立った
そんな経験はありませんか?
「まだ使えるから」は、モノが主役の考え方。
「気持ちよく使えるか」は、わたしが主役の暮らし方です。
“使うかも”が今を苦しめていないか、考えてみてくださいね。
“損したくない”が手放しを難しくする

「まだ使えるのに、捨てるなんて」
そう思っていた頃の私は、「正しいかどうか」ばかりを基準にしていました。
「せっかく買ったのに…」
「捨てたらどう思われるだろう?」
でも、手放すことで気づいたんです。
“心地よさ”を優先することで、暮らしはグッとラクになるということに。
誰かの正しさなんて、関係ない。
使えるかどうかではなく、
「今のわたしの暮らしに本当に必要か?」を問い直してみる。
それだけでも、気づくことがたくさんあるはずです。
“また使うかも”より、“今ラクな暮らし”を選んでもいいのではないでしょうか。
“今のわたし”を基準にしよう
「“まだ使える”が手放せない理由」は、合理的なようで感情が絡んでいることも多いもの。
そんなときは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね👇

→ 今使っていないモノを見極める、シンプルな視点をご紹介しています。
「まだ使える」は、合理的に見えて、実は感情の罠かも。
“正しさ”じゃなく、“心地よさ”で選んでみてくださいね♪