子どもの描いた絵や、手作りの工作、小さな服。
どれも大切な思い出が詰まっていて、なかなか手放せないものですよね。
「これは、赤ちゃんの頃よく着てた服…」
「このお絵かき、すごく可愛くて…」
そう思い出すたびに、胸がぎゅっとなる。
でも、気づけば家のあちこちに“思い出”のモノが増えて、
今の暮らしが窮屈になっていないでしょうか?
この記事では、「思い出だから捨てられない…」と悩むあなたに向けて、
その気持ちを大切にしながら、上手に手放していくヒントをお届けします。
なぜ「子どもの思い出のモノ」は手放しにくい?

思い出のモノには、「あの頃の気持ち」や「我が子への愛情」がたっぷり詰まっています。
だからこそ、それを手放すことに罪悪感を覚えるのも当然のこと。
捨てる=忘れる、捨てる=薄情
そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。
…でも、本当にそうでしょうか?
モノを手放しても子どもへの想いは変わらないはずです。
最初はピンとこないかもしれませんが、モノと感情を分けて考えてみるといいかもしれません。
残すべきは、「気持ち」か「モノ」か?

思い出は、モノとして残さなくても、
心の中にしっかり刻まれています。
「手放したいはずなのに、どうしても手放せない。」
そんなときは以下の方法を試してみるのも良いかもしれません。
たとえば——
・子どもの絵や作品を写真に撮って、スライドショーやフォトブックにまとめる
・服は1着だけ残して、他は写真で記録
・「見返すだけで嬉しくなるモノ」だけを厳選する
こんな工夫で、気持ちを残しながらも、モノは手放すことができます。
たくさんのモノにとらわれている時間より、「今」の子どもとの時間を増やす方向にシフトしていきませんか?
思い出を詰めこんだモノで埋まっている場所を、
「今」を楽しむための、ゆとりあるスペースへと変えていきましょう🕊️
残すべきは、「気持ち」か、「モノ」か?
──その問いの先に、きっと心地よい暮らしが待っています。
自分なりの“ルール”を決めてみよう

思い出の整理に正解はありません。
大切なのは、「自分が納得できるかどうか」。
私も、すぐに手放せたわけではありません。
はじめは、子ども一人ひとりの“思い出ボックス”を用意し、
**「ここに入る分だけ」**と決めて、クローゼットにしまっていました。
でも、時が経つにつれて、こう思うようになったんです。
「しまいこんでいるだけで、本当に大切にしていることになるのかな?」と。
やがて、収納スペースは“今を楽しむ”“今の暮らし”を快適にするモノのために使いたい
そう思えるようになり、少しずつ手放すことができました。
・“この箱に入る分だけ”と決める
・“年に1度だけでも見直す日”をつくる
・“子どもと一緒に”残すものを選ぶ
・このスペースに飾れる分だけにする
・次の作品を持ち帰ったら、入れ替えて手放す
など、ルールはどんどん変わっても大丈夫。
自分の気持ちの変化に合わせて、少しずつ進めていってくださいね。
“過去”にとらわれすぎず、“今”を大切にするために

過去のモノをたくさん残すより、
「今」の暮らしを楽しめる空間を整えることのほうが、ずっと大切。
残したモノより、過ごした時間のほうが、きっと心を豊かにしてくれるはずです。
思い出は、手放しても消えません。
むしろ、厳選することで、より鮮やかに心に残ることもあるんです。
過去のモノの整理に悩み続けていては、本末転倒。
管理できる量に絞って、「今」をのびのび生きよう。
「手放すこと」は、忘れることでも、薄情になることでもありません。
あなたが“今”を心地よく生きるための、大切な一歩です。
思い出に感謝しながら、「ありがとう」と手放せたら素敵ですね🕊️
▼「もったいない」気持ちで手放せないあなたへ

▼手放す判断に迷ったときは、この問いかけを。
