手放すヒント

“子どもの思い出が…”と迷ったら、どうする?【気持ちの整理から始めよう】

ぬいぐるみを抱いた赤ちゃんの腕とあたたかい毛布。子どもとの思い出を感じさせるやさしい一枚。

子どもの描いた絵や、手作りの工作、小さな服。
どれも大切な思い出が詰まっていて、なかなか手放せないものですよね。

「これは、赤ちゃんの頃よく着てた服…」
「このお絵かき、すごく可愛くて…」
そう思い出すたびに、胸がぎゅっとなる。

でも、気づけば家のあちこちに“思い出”のモノが増えて、
今の暮らしが窮屈になっていないでしょうか?

この記事では、「思い出だから捨てられない…」と悩むあなたに向けて、
その気持ちを大切にしながら、上手に手放していくヒントをお届けします。

なぜ「子どもの思い出のモノ」は手放しにくい?

窓辺に座るくまのぬいぐるみ。手放せないのはモノ?それとも思い出?と問いかける印象的な言葉入りの画像。

思い出のモノには、「あの頃の気持ち」や「我が子への愛情」がたっぷり詰まっています。
だからこそ、それを手放すことに罪悪感を覚えるのも当然のこと。

捨てる=忘れる、捨てる=薄情
そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。

…でも、本当にそうでしょうか?

モノを手放しても子どもへの想いは変わらないはずです。

最初はピンとこないかもしれませんが、モノと感情を分けて考えてみるといいかもしれません。

残すべきは、「気持ち」か「モノ」か?

窓から光が差し込む明るい部屋の風景。収納は“今の暮らし”のために、という文字が添えられたシンプルな画像。

思い出は、モノとして残さなくても、
心の中にしっかり刻まれています。

「手放したいはずなのに、どうしても手放せない。」
そんなときは以下の方法を試してみるのも良いかもしれません。

たとえば——

・子どもの絵や作品を写真に撮って、スライドショーやフォトブックにまとめる
・服は1着だけ残して、他は写真で記録
・「見返すだけで嬉しくなるモノ」だけを厳選する

こんな工夫で、気持ちを残しながらも、モノは手放すことができます。

たくさんのモノにとらわれている時間より、「今」の子どもとの時間を増やす方向にシフトしていきませんか?

思い出を詰めこんだモノで埋まっている場所を、
「今」を楽しむための、ゆとりあるスペースへと変えていきましょう🕊️

残すべきは、「気持ち」か、「モノ」か?
──その問いの先に、きっと心地よい暮らしが待っています。

自分なりの“ルール”を決めてみよう

木製のシンプルな棚を背景に、「ルールは、変わっていい。」という言葉が記されたミニマルな画像。

思い出の整理に正解はありません。
大切なのは、「自分が納得できるかどうか」。

私も、すぐに手放せたわけではありません。
はじめは、子ども一人ひとりの“思い出ボックス”を用意し、
**「ここに入る分だけ」**と決めて、クローゼットにしまっていました。

でも、時が経つにつれて、こう思うようになったんです。

「しまいこんでいるだけで、本当に大切にしていることになるのかな?」と。

やがて、収納スペースは“今を楽しむ”“今の暮らし”を快適にするモノのために使いたい
そう思えるようになり、少しずつ手放すことができました。

・“この箱に入る分だけ”と決める
・“年に1度だけでも見直す日”をつくる
・“子どもと一緒に”残すものを選ぶ
・このスペースに飾れる分だけにする
・次の作品を持ち帰ったら、入れ替えて手放す

など、ルールはどんどん変わっても大丈夫。


自分の気持ちの変化に合わせて、少しずつ進めていってくださいね。

“過去”にとらわれすぎず、“今”を大切にするために

優しいボケ感のキラキラ背景に、「その思い出、あなたの中にちゃんと残ってるよ」というメッセージが添えられた画像。

過去のモノをたくさん残すより、
「今」の暮らしを楽しめる空間を整えることのほうが、ずっと大切。

残したモノより、過ごした時間のほうが、きっと心を豊かにしてくれるはずです。

思い出は、手放しても消えません。
むしろ、厳選することで、より鮮やかに心に残ることもあるんです。

たみー

過去のモノの整理に悩み続けていては、本末転倒。
管理できる量に絞って、「今」をのびのび生きよう。

「手放すこと」は、忘れることでも、薄情になることでもありません。
あなたが“今”を心地よく生きるための、大切な一歩です。

思い出に感謝しながら、「ありがとう」と手放せたら素敵ですね🕊️

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